こんにちは熱帯魚博士テツです。
あなたのエビ水槽の水質、硬度はどのくらいに保っていますか?
今回はエビの健康にとっても大切な硬度について解説します。
PHやアンモニアなどは問題ないのにエビの調子が上がらない・元気が無いならもしかすると硬度不足かもしれませんよ!
ではエビ飼育に適した硬度を見ていきましょう。
レッドビーシュリンプと水の硬度
さて、エビの飼育水に適した硬度ですが、今回はレッドビーシュリンプを基準に解説します。
あなたの水槽内でこんなことは起こっていませんか?
PH、アンモニアや亜硝酸の水質試験はバッチリ問題ないのになぜかエビたちが減っていく…
水替えをしてもしなくても調子は上がらず、エサを減らしても一向に調子が上向かない。
一体、なんで??
これってもしかするとエビが育つためには硬度が低すぎるのかもしれませんよ!
実は熱帯魚博士テツでもこんなことがありました。
レッドビーシュリンプを導入して1カ月、元気に泳ぎ回りツマツマしていたエビたちがなぜか少しずつ落ちていく…アンモニアも硝酸系も検出されないし水温だってエアレーションも問題ない。
なのになぜか!
そこで気になったのが、その水槽に緑苔が生えていなかったこと。
他の水槽ではこんなことないのに…不審に思って他の水槽との違いを考えてみたら他の水槽ではフィルターにカキの殻を使っていたんです。
ん?もしかしてこれが原因か!?
そしておもむろに硬度検査をしてみたら、他の水槽ではGHが5以上あったのですが、調子の悪い水槽ではなんと!GHがゼロ!!
いやいや、GH0って…
そりゃエビも生きていけるわけがないですよ。
エビの身体はCaなどミネラルが必須です。
それがゼロの状態でエサだけから補っていたのですから!
そして硬度をGH7~10くらいにしたら、すぐにエビは元気を取り戻し増え始めました。
硬度が大切なのはわかってたのですが…
かなり反省しました。
ちなみに、緑苔も成長に硬度を必要とするので硬度不足の水槽では生えていなかったんですね!
水槽の水の硬度の上げ方
では硬度はどうやってあげればいいのか。
それにはいくつか方法があるので紹介しましょう。
水槽の硬度を上げる方法
- トリートメントを使う
- 岩を入れる
- 牡蠣殻を入れる
- 硬水を入れて調整する
トリートメントは硬度を上げるものかどうかを確認して使用することをおすすめします。使っても一向に硬度が上がらないなんてなったら嫌ですからね。
そして、レイアウトに使う石や岩でも硬度を上げることができます。しかし、この方法は調節が難しいのであまりおすすめはしません。
次に牡蠣殻ですが、狙った硬度まで上げるのが難しいのでトリートメントの方が優秀な気がします。
1番のおすすめは硬水を使用すること!
ミネラルウォーターは硬度の表示あるのでできるだけ硬度の高い水を選ぶと良いですよ。
少し入れてみて、どのくらいの量で硬度がいくつ上がるのかやってみてください。これが一番簡単で自在に水槽内の硬度を上げることができます。
これであなたのレッドビーシュリンプも元気を取り戻すはずです。
ちなみに、熱帯魚博士テツは現在はすべてのエビ水槽の硬度調節に硬水を使用しています。硬度はGH7程度ですね。高度上げにミネラルウォーター、ぜひお試しあれ!
レッドビーシュリンプの水の硬度と上げる方法まとめ
水が汚れているわけではないのに調子がどんどん落ちていくレッドビーシュリンプ。
その原因は水の硬度が原因の可能性が高いですね。
ただし、硬度が高ければいいのではなく適正硬度というものがあって、それはGH4〜8程度です。
低すぎると脱皮不全を起こしてしまいますし、高すぎるとプランクトンが生きていけずに稚エビたちが育ちません。
なにごともちょうど良いところで!
エビを毎日観察しながら調子を上げていきましょうね。
