こんにちは熱帯魚博士テツです。
これから一緒に生活する熱帯魚。
楽しみに水槽に入れたのに水合わせに失敗して導入まもなくお別れ…なんて経験はありませんか?
そんな悲しい想いをしないためにも正しい水合わせの方法をしっかり押さえて楽しいアクアリウム生活を送りましょう!
水合わせの方法:温度合わせ
水合わせの基本としてまず必ず行わなければいけないのが温度合わせです。
いくら丈夫だと言われている種類の熱帯魚だとしても水温差が5度とかあったら体調を崩してしまいます。
2度以上の水温差でも熱帯魚にとっては致命的だったりするのでこれは慎重にいきましょうね!
では、具体的な水合わせの方法なのですが、すでに水槽には水を入れて2週間程度水を作っている状態を前提でお話しします。
まず、買ってきた熱帯魚を袋のまま水槽の中に入れて水温差をなくす方法があります。
これは非常にポピュラーなやり方ですが私がこの方法で水合わせすることはありません!!
理由は「意味がない」からです。
正確に言うと最終的に意味がなくなってしまうからです。
これを説明するには水質合わせを先に解説する必要があります。
水合わせの方法:水質合わせ
では、水質合わせの方法を説明します。
熱帯魚にとって水の中と言うのは我々人間にとっての空気と一緒です。
登山をするとき、標高差があり過ぎると高山病になるので徐々に登りますよね?
同じように水質も少しずつ変えていかないと熱帯魚の体が変化に順応できません。
ここで多くの人が失敗しています。
では、どうやって水合わせをするのか!
それは点滴法という方法です。まず初めに熱帯魚を袋から2~4リットル程度の容器に入れます。

そして、この画像のような道具を使って、水槽と熱帯魚を入れた容器にキスゴムで固定して点滴のように水槽から容器に少しずつ水を入れていきます。
大体始めは1秒に1滴、30分くらい続けてから1秒に2滴くらいのスピードにコックで調節しましょう。
その間に増えた分の水は容器から捨てていき、水が完全に入れ替わるまで続けます。
これで水質合わせは完了!!
さて、ここで考えてみてください。もし水槽内の温度をヒーターで調整している場合、いくら点滴法で水質を合わせたとしても水温は同じになっていませんよね?
そこで、水質が同じになったらそのあとに水温を合わせていきます。
この順番が実はかなり重要です!!
水槽に容器を入れて水温を合わせて水温差が無くなったらネットを使って熱帯魚を水槽に移しましょう。
この時に、容器の水は水槽に入れない方がいいです。
というのも、熱帯魚ショップの飼育水があなたの水槽に入る事で水槽の環境が破壊されてしまう可能性があるからなんです。
水質・水温を合わせて、必ずネットで熱帯魚をすくって水槽に入れる。
これを守って安全に水合わせから熱帯魚導入を完了させませましょうね。
ちなみに、水合わせの際にエアーポンプ(ブクブクの機械)を容器内に入れてあげると酸素不足にならずに、より一層熱帯魚の生存率が上がりますよ。
水合わせ中は熱帯魚も慣れない場所にいるストレスで二酸化炭素をいつも以上に出すので結構重要かもしれませんね。参考までに!!
水合わせの方法!熱帯魚を水槽に導入する時のコツまとめ
さて、水あわせの方法は理解できたでしょうか?
これを適当にしてしまうとせかっく買った熱帯魚とすぐにお別れ…なんて悲しいことになりますから絶対に慎重にやりましょうね!
そして、最後に紹介したエアーポンプで空気を送るのは魚種によっては非常に大切なことなので絶対に忘れないように!
今回紹介した方法については省ける部分が一切ないので全て手を抜かずにおこなってくださいね。
では、たのしいアクアリウム生活を!
